26歳にして鹿児島から上京すると決意した経緯③
26歳にして鹿児島から上京すると決意した経緯②
客層は基本的に良かったが、飲み屋にどはまりしてる男なんてやっぱり頭のおかしい奴が多かった。
数十人から四六時中どうでもいい連絡はくるし、勘違い野郎や、いい歳してやらせてくれとしつこいハゲ散らかしたじいさんや、ただ怒鳴りたい奴など、色んな客がいる。
大変な思いも沢山したけど、看護師時代に毎日他人の下の処理をして、お局の後輩いびりや、治らない病に対するジレンマやストレスの捌け口として患者に当たられてきた私のスルースキルは割と高く、鋼のメンタルを構築してきたため、精神を病む事はなく、むしろ知らない世界や人種が見えて珍獣ハンターみたいな気持ちで仕事を楽しめた。
こんな生活が1年経ち、頭の固い親や親戚から心配され始める。
私の人生なんだから口出ししないでって思ったけど、周りを見たら結婚ラッシュ、、
そうだ、私鹿児島で結婚したいって思って帰ってきたんだった。。
お客さんと付き合ったり結婚したりする女の子は多いけど、私は絶対に無理だった。客は客でありどれだけ教養があって優しくてお金を持ってても“良いお客さん”以上には見れなくなってた。
それと同時に、1年も働いたらお客さんも大体顔見知りになり、正直仕事にも飽きてきたこともあり、次年度4月入社の採用試験を受ける事にした。
するとなんとなく受けた大きい有名どころの病院にすんなり受かってしまった。
合格通知を見た時は複雑な心境だった。受かった事はまあ嬉しいが、来春からまた対価に見合わない労働をさせられることが確定してしまったから。
そして私は気づいた。
私の人生の夏休みあと半年しかない、、、
今しかできない事をして濃い時間を過ごしてから大人しく社畜になろう!!!!
これが1週間前の話。